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■ インナーブランディング研究協会 発足の背景と目的

これまで28年ほど、様々な会社や立場で仕事をしてきた中、会社が業績を上げるためにしてきたことを振り返ったとき、ITシステムの導入・業務プロセスの見直し・組織の組み直し・社員の、幹部や役員への抜擢など様々な施策を立案し、実施し、また目にしてきました。そこでいつも課題になっていたこと、それは「人の感情と行動」でした。経営陣と社員の想いの方向の違い、ちぐはぐになる行動。結果、大きな資金を投下して進めたプロジェクトが、想定した成果を上げられないケースも見てきました。
どうしたらそれらの施策が上手く進むのか…。そう考えていた時、インナーブランディングに出会いました(転職して入社した5社目の会社が生業としていたのです)。

インナーブランディングは、社員の想いをひとつの方向に向けるために重要です。その延長で、行動が合目的なものになり、いわゆる「社員が一丸となる」が実現します。結果、多くの社内プロジェクトが成功に向かうでしょう。業績も向上しコストダウンなどの施策も成功するでしょう。そして、そうした中で醸成される文化・社風が、永続的な企業業績向上の基礎となるのです。
これは企業経営における「経営の真理」ではないかと考えました。

まだまだこの分野は十分には知られていません。また、いわゆる「クリエイティブ(制作物)」を作ることがインナーブランディングなのだという誤った認識も多いように思います。

そこで、インナーブランディングの認知度を向上させ、導入を促進し、特に中小企業の永続的な業績向上と発展の礎を築いていただくための場を創ることが、大きく社会に貢献できる要素になると考え、当研究協会の発足に至りました。

(会長 鈴木誠一郎)

■ なぜインナーブランディングなのか?

インナーブランディングは、外向けのブランディング活動であるアウターブランディングに密接に関係しています。インナーブランディングが実現すれば、その好影響が確実にアウターブランディング(広報や、認知度向上など)に及び、業績向上に繋げられます。

組織は人で構成されます。表面を改善しても、「経営者と社員、社員同士の信頼関係」が構築できていなければ、どこかでまた同じ課題が顔を出します。そうすると社内の活動が懐疑的に感じられるようになってしまいます。
そこに手を付けない限り、永続的な業績向上は見込めません。そのために、最も重要な社内の信頼関係を構築する活動を、文化レベルで行い、根付かせることが不可欠になります。だからこそインナーブランディングが全ての業績向上施策に優先されることが大切になるのです。

■ インナーブランディングを成功させる5つのポイント

経営者が本気で取り組む

会社の「基礎工事」を部下任せにする経営者では、インナーブランディングはおろかそもそも会社経営が上手くいきません。

文化の「醸成と変化」の融合

文化は、その企業ごとに固有のものであり、「企業の色」を決めます。頻繁に変わるものではありません。しかし時代と共に変化すべきところも存在します。「変えざるを守り、変わるべきを変える」ことを推進します。

社員がプロセスを楽しむ
仕組みづくり

社内で起きることを「自分ゴト」として認識でき、目指す文化が醸成された姿を想像してワクワクできる仕組みを構築することで、少しずつ文化が創られていきます。

社員の熱意と行動に対する
適正評価

インナーブランディングは、一朝一夕に実現するものではありません。経営理念を理解し、行動に移し、それが成果となって表れるには、数年かかることがあります。その間、熱意を もって会社をひとつにしようと尽力する社員の行動には、最大限の評価がされるべきなのです。

自社のミッションを社員に
インストール

企業理念を、如何に日々の行動レベルにまで落とし込むか、習慣化するかがインナーブランディング成功のカギとなります。 「当社のブランドは何を表していますか?」(※1) 「それを意識していますか?」(※2) この二つの問いに明確に答えることができればインストールは完了していると言えるでしょう(※1、※2出展:「ブランド論」デービッド・アーカー著)。

■ 参加対象企業と組織

BtoC、BtoB問わず、予測不可能な未来に向かって新しい発想や強力なチームワークが求められる企業・組織の人事部や経営企画部、広報部などが対象となります。

■ メンバー紹介

会 長
鈴木 誠一郎

すずき せいいちろう

TKCにてプログラマ・SE職に従事後、新規開拓営業、会計システム導入コンサルティングを担当。その後、青山システムコンサルティング(設立母体:プライスウォーターハウス青山監査法人/システムコンサルタント)・船井情報システムズ(船井総研IT部門/コンサルティング事業部長)にて、システム改善や業務改善等のコンサルティングに従事後、ベレフェクト取締役就任。そこからさらに身を転じ、ソフィアではインナーブランディングやインナーコミュニケーション、その後勤務した社員4,000人の上場企業では人事(採用・人材育成)を経験し、2015年4月ブライトンパートナーズを創業。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ(コーチ歴20年)。「人の心情・動き」をベースとしたコンサルテーションが強み。

副 会 長
藤島 凌

ふじしま りょう

大学を卒業後、新卒で三菱UFJ信託銀行に入社。個人のお客様向けに投資信託・生命保険・相続関連の提案を行う総資産営業や店舗統廃合業務、本部コールセンターSVなど現場、本部と多岐に渡る業務を経験。退職後は4ヶ月フリーランスとして営業代行や個人でカウンセリング事業などを行う。現在はWantedly株式会社にてセールス兼CSとして250社余りの企業様の採用成功に向けてソリューション営業を行なっている。その他、個人事業としてBtoCのコンサルタント事業を行なったり、複業にてブライトンパートナーズのメンバーとしてインナーブランディング研究協会副会長として参画。「少しでも幸せな人を増やすこと」を目的にパラレルキャリアを邁進中。

デ ィ レ ク タ ー
清水 里香

しみず りか

大学在学時1年間イタリアへ留学後、新卒でANAグランドスタッフとして入社。スカンジナビア航空配属にて、成田空港で様々な顧客応対を経験。その後知人紹介でジュエリーの貿易会社へ転職。コンサルティング営業として全国各地の百貨店・小売店にて、販売から指導にも従事。同時にアジア・アフリカの鉱山へ視察に赴き、海外仕入から国内販売までを一貫して行う。さらにグローバルで活躍する企業のサポートを目指し、ベルリッツジャパンへ転身。約4,800社の法人企業研修に携わる。国家資格キャリアコンサルタント取得をきっかけに、会社全体の支援をしたいと想い、人事部へ異動。採用・研修・キャリア面談等幅広く担当し、社内活性化に取り組んでいる。

デ ィ レ ク タ ー
島田 祐李子

しまだ ゆりこ

新卒で金融関連企業にて総合職として従事し、その後IT業界へ転身。インフラ~ウェブマーケティング、BtoB、BtoC、BtoBtoCなど幅広く経験。コンサルティング営業、マーケティング、広報、IR、新規事業開発、採用、経理、総務など幅広い職種で実績を重ねる。社内満足度を上げる広報とはを追及し、広報が持つ可能性を訴求すべく、現在はPR会社でマネージャー、シニアPRコンサルタントに従事し、スタートアップやベンチャー企業の広報支援を行っている。広報がインナーブランディングにも好影響があるのではないかと考え、インナーブランディング研究協会に参画する。

顧 問
平賀 充記

ひらが あつのり

リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織のコミュニケーション研究家に転身。人材コンサルティング会社のシンクタンク「ツナグ働き方研究所」主宰。主な研究フィールドは、30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」とのコミュニケーション、「企業ブランディング」観点での組織コミュニケーション、「ポストコロナのリモートワーク」における職場コミュニケーション」など。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)がある。

顧 問
廣田 拓也

ひろた たくや

米国系IT企業の経営に従事した後に、株式会社サイドバーンを設立。その後、ブランドキャピタルと合併し、ソフィアを設立。「人と組織を元気にする」をミッションに、インナーコミュニケーション、インナーブランディングに関わるサービスを開発し、提供している。現在は、大手中堅企業に向けたインナーブランディングサービスの開発や従業員エクスペリエンスの向上、サービスデザインによる顧客志向組織の構築、デジタルトランスフォーメーションに備えた組織変革を提唱。
www.sofia-inc.com

ペルソナ&カスタマ・エクスペリエンス学会 常任理事
共著「コーポレート・コミュニケーション・デザイン入門」(英治出版)
共著「実践ペルソナ・マーケティング」(日本経済新聞出版社)

■ インナーブランディング研究協会概要

設立:2020年8月26日
所在地:東京都港区南青山3-8-40青山センタービル2F ブライトンパートナーズ内
役員代表:鈴木誠一郎

企画運営:BRIGHTen PARTNERZ

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